コーリング(天職)について

我無駄無さんより、コーリングについて、以下コメントを頂きました。どうもありがとうございます。

働き方には、「メンバーシップ型」と「ジョブ型」以外にもう一つ「CALLING型」があると思います。


このコメントを拝見し、以前NHKEテレの「幸福学白熱教室」を見て、思わずメモしたことを思い出し、そのメモを読み返しました。
とてもよい機会となりました。

JOB     報酬のためにはたらく。単なる労働。
CAREER  経歴・成長実感・向上・よりよい地位を目指し働く。プロセスを重視。
CALLING  天職。社会の役に立つための働く。自分の仕事に深い意味があると感じる。アイデンティティと深く関与。


また、高橋伸夫先生の「虚妄の成果主義」には、「お金をインセンティブに働かせても上手くいかない。
仕事のそのものの喜びをモチベーションに働くのがベスト。だから、日本型雇用のほうがよい。」
という趣旨のことが書かれていました。これを読んで、モチベーション理論について勉強したことを思い出します。

虚妄の成果主義

虚妄の成果主義

これらのことについて、ここ数日考えていましたが、「ジョブ型・メンバーシップ型におけるジョブ型」と
「JOB・CAREER・CALLINGにおけるJOB」とは別物ではないか、と考えました。
ジョブ型であっても、仕事自体にやりがいを感じて遂行していればCALLINGですし、
メンバーシップ型であっても、単に家族を養うために、お金を稼ぐ目的だけで働いていれば、JOBでしょう。
メンバーシップ型のほうが、何となくCALLINGと親和性があるような気はしますが、
「CALLING」の反対は、「ジョブ型」ではなく、「単なるお金のための仕事」だと思います。


        ジョブ型 メンバーシップ型
JOB      A型     D型
CAREER   B型     E型 
CALLING   C型     F型


ジョブ型・メンバーシップ型いずれであっても、CALLINGを目指したいものです。