2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『地ひらく』福田和也著 文春文庫

地ひらく 上福田 和也著石原莞爾の生涯を詳細に描くとともに、日露戦争から敗戦までの道のりを、日本の政治・軍事・経済はもちろん、欧米・中国の動向もあわせて詳細に描く。日本が侵略国家と一方的に断罪するのでもなく、逆にアメリカに手玉に取られた被害…

『陸軍省軍務局と日米開戦』保阪正康著

陸軍省軍務局と日米開戦保阪 正康著東条内閣成立から対米英開戦に至る2ヵ月間、陸軍の政治的中枢である軍務局軍務課の石井秋穂らが中心となって和平への道を探り、そして挫折するまでを描く迫真のドキュメントである。東条は組閣にあたり天皇から「広く深く…