女性活躍促進と日本型雇用について

hamachan先生のブログに、「女性の管理職登用問題が昨今議論されているが、
そもそも管理職がジョブでないことが議論されていない」という趣旨の記事がありました。
おっしゃるとおり!と思いました。もっとこの点の議論を深めるべきと思います。


本気で「女性管理職3割」をやろうと思うなら、道は2つあります。
1つの道は、hamachan先生のおっしゃる「メンバーシップ型」の日本企業において、
女性も完全に「メンバー」になりきる道です。
それは、以下のちきりんさんのブログにあるように、苦難の道です。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20140611
残業、転勤、単身赴任も甘受しなければなりません。
一体誰の幸せのためにやるだろうという感じです。
(日本の労働力不足の対処するためということですが)


もう1つの道は、hamachan先生のおっしゃる「ジョブ型」に移行する道です。
「女性活躍促進のためには、ワークライフバランスが重要だ」という意見が多いですが、
hamachan先生の「若者と労働」にあるように、労働時間が長い本質的理由は、
人に仕事がついているので、自分仕事と他人の仕事の境目が曖昧という点にあり、
その背景にある「メンバーシップ型」を変えない限り、根本的には解決しないと思います。


こういった議論を深めていくべきと思います。